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12月 👖年齢別、衣類の着脱👚

2020.12.7 園長ブログ

12月 👖年齢別、衣類の着脱👚

最近、子ども達が一日の流れを把握してきているのを感じます。1歳児さんは登園直後の手洗い、着替え、の流れが身についてきて、自分たちで着替えを取りに行くことができてきています。2歳児さんは、「次は○○だよ。」と教え合いながら、職員の動きも真似てみたりと見通しを立てることが上手になっています。ちなみに、0歳児さんは毎朝にこにこの笑顔で登園してくれるようになりました。

今回は、自立心を育む衣類の着脱について、アベニール保育園での取り組みを年齢別にご紹介します。

・1歳児(そら組)
・2歳児(にじ組)
・0歳児(うみ組)

 

【1歳児(そら組)】
そら組さんは、ズボンを床に広げて置いてあげると、ほとんどの子ども達が自分でズボンに足を通します。中には、片方に両足を入れてしまったり、ズボンをお尻までは引き上げられず、ももで止まっていたりすることもあります。前後ろが反対になることもありますが、苦戦したときは「手伝ってください」の声かけを教え、手伝ってもらえるということも学びます。今までは一人で履けていたのに、急に「履けない」となる子どももいますが、毎日自主性をもって取り組んでいる子ども達も甘えたくなる瞬間があるのでしょう。そんな時は職員も援助していきます。最近は靴下の着脱にも挑戦しています。手先を器用に動かせるようになってきた証拠でもありますね。これから、衣類の前後の認識が出てくるようになるとシャツの着脱への挑戦が始まりそうです。

 

【2歳児(にじ組)】
上下共に着替えができるようになってきたにじ組さん。最近はシャツを袖から脱ぐ事に挑戦しています。大人がシャツを脱がせようとするとき、裾から上に持ち上げる事がほとんどですが、体の使い方が柔軟になってきているので、袖を引っ張ってからの着脱といった細かい動きも可能になってきています。また、活動の見通しも立てられるようになってきているので、夕方の帰る前のお着替えでは、翌日の衣類のセット(肌着、パンツ、Tシャツ、ズボン)を自分の衣類カゴから持ってきて準備しています。

 

【0歳児(うみ組)】
0歳児は寝返りができるようになると、仰向けを嫌がる傾向にあります。そのため、おむつ替えも嫌がるようになります。大人は「おむつを替えたい、着替えさせたい」と思いますが、子どもは「仰向けが嫌だ、遊びたい」と思います。そのため、おむつ替えや着替えが大変になります。着替えやおむつ交換の時間が、少しでも不快な感覚を軽減され、さらには楽しくなるよう工夫をします。
仰向けになる前から話しかけ、仰向けへの意識をそらせてみたり、お歌で気を紛らわしてみます。仰向けになったらお腹や首元をくすぐるなどして身体的なスキンシップも図ります。着替えやおむつ替えが終わったら、「気持ちいいね」「すっきりしたね」などの声をかけ、着替えやおむつ替えを心地の良い印象へ導いていきます。

これらは、挑戦してすぐに効果が出るわけではありません。毎日の繰り返しが、良い印象、成功体験へと繋がります。大人が根気強く伝えていくことと、毎日様々な事に挑戦している子ども達の頑張りを認め、出来ないことや諦めたい気持ちも受け入れて行くことが、新たな挑戦への道筋になるように感じます。

 

施設長 石川