アベニール保育園は保育園と塾が一体化した保育園です

子ども家庭庁所管 企業主導型保育園

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7月 子ども達に触れてほしい物2

2021.7.17 園長ブログ

7月 子ども達に触れてほしい物2

皆さん、こんにちは
 7月も、そろそろ梅雨が明ければ、夏の水遊びが待っています。子ども達と思いっきりできる水遊びが待ち遠しいのは私だけではないはず!今年の夏はどんな思い出が出来るでしょうか。これから待ち受けるイベントもとても楽しみです。
前回から引続き、子ども達に触れてほしい物についてご紹介させて頂きます。
『アベニール保育園は企業主導型保育事業として、開園して3年目に突入しました。
保育がしっかりとした形となってきて、園としての子ども達の成長目標も明確になっている今、子ども達の成長を大切にしながら、様々な事に挑戦できる場所であり、唯一無二の場所。誰もが憧れる楽しい時間を過ごして参りたいという思いで運営しております。
そんな思いを、職員一同どのように日々形にしているのか、何回かに渡りご紹介させて頂きます。』※『』内、前回ブログより引用。
「最近は、ズボンや靴下の脱ぎ着が出来る様になり、お洋服の脱ぎ着を大人の補助付きで挑戦し始めています。」
 2020年度秋、そら組(1歳児)の保護者会で当時のクラス担任が保護者の皆様に、子ども達の1日の様子をお伝えしている時のことです。クラス担任の言葉に、少し騒めく保護者の皆様。担任の話はそのまま続きます。
「脱ぎ履きが出来始め、まだ難しい子も、脱ぎ履きしている子をお手本に挑戦する姿が見られています。昼食後の歯磨きでは、名前を呼ばれた子は大きな返事とともに歯ブラシをもらいます。歯を磨きましょうのお歌と一緒に、皆で歯磨きをしています。」
 子ども達の様子を写真と共に説明していきます。1日の様子のお伝えが終わり、質疑応答の時間が訪れます。
「さっき、靴下や靴の脱ぎ履きが出来るようになってると言っていましたが、うちの子も挑戦しているのでしょうか?」
「家では歯磨きをしたがらず、やっとの思いで歯を磨いているのですが、園での歯磨きを詳しく教えてください」
 さっきの騒めきは、子ども達のご家庭と園との様子の違いの大きさから来るものだったようです。それは、子ども達が場所によって様々顔を持っている事に改めて気付く事の出来た瞬間でした。
 子ども達は、いつも何かに挑戦している気がします。それは何故か、これは私の見解ですが、目まぐるしく成長する子ども達にとって、出来事の一つひとつが、成長した新しい自分にとっての新たな瞬間だからなのではないでしょうか。
 子ども達は意識的に頑張ろうとしているわけではなく、自身の成長に全力で挑み続けている様に感じます。新しい事に挑戦した後のお昼寝はいつもぐっすり寝てしまいます。また、同年代のお友達の挑戦する姿を見て、自分自身の可能性を見出しているような気もします。
 園で出来ることをご家庭でやらなくても、それはきっと、毎日のように全力で園生活を送っているからかもしれません。
※1歳児さん、お片付け中
 アベニール保育園では、子ども達に制服で過ごしてもらい、園で洗濯する事によって、保護者の方々の負担を少しでも軽減できればと、手ぶら保育を導入しています。保護者の方々の負担軽減が第一の目的だった手ぶら保育。ですが今では、制服生活が子ども達の生活習慣の習得、身体機能の発達を促す要素になっています。
 登園から主活動までの時間は、登園→手洗い→トイレ(おむつ交換)着替え(ズボンを脱ぐ手伝いが必要な子から、一人で着脱できる子まで、それぞれの進度に合わせた介助を受ける)→室内遊び(遊びたいものを選び、遊び終えたら片付ける)といったように、毎日同じことを繰り返しています。この繰り返しは1日の要所要所で行い、次第に習慣化(礼儀挨拶も同様に)されていきます。子ども達が混乱して集中が欠かれないように、場所、時間、工程は比較的統一していきます。ルーティンが安定する事は、新たな挑戦に取り組める余裕を生むことに繋がります。
起きている時間のほとんどを保育園で過ごす子ども達、長いようであっと言う間に過ぎてしまう毎日が、子ども達にとって少しでも実りあるものであるように、いつでも次のステップに導いて行けるよう、子ども達のサインを探します。
※2歳児さん、お散歩準備
子ども達が、大人の反応を見つめるようになったら
      意識的に何かを握る様になったら
      大人の「だめよ」「どうぞ」が解り始めたら
      倒れるのを体感し始めたら…etc.
 その瞬間から次のステップに移っていく子ども達の、些細だけど大きな一歩へのサインを見つめて、そのサインに応えていきたいと思うのと同時に、保護者の皆様ともその感動と喜びを分かち合っていきたいと考えております。
施設長 石川