9月👶噛みつきやひっかき、どうすればいい?👶
9月👶噛みつきやひっかき、どうすればいい?👶
今回は、成長過程である“噛みつき、ひっかき”について、
様々な原因と、大人が取り組みたい対応についてみていきます。
•噛みつきやひっかき等はなぜ起こる?
•私たち大人にできる、子どもにとって好ましい対応。
【噛みつきやひっかき等はなぜおこる?】
最近、園内でもちらほら見られる噛みつき、ひっかき。
様子を見ているとだいたいの場合、前兆が見られます。
例えば、玩具の取り合いをしていたり、怒りや不満を訴える発生が聞かれる等。
アベニール保育園の園児たちは急に凶暴になったのでしょうか?いいえ、そうではありません。今、子どもたちは自我が芽生え始め、自己を認識すると共に他者を認識し始めています。と同時に、少ない発語補うために、行動で他者に対しての意思表示を示すようになります。
つまりは、諸々の確認のみならず、言葉の獲得の時期と言えるのです。
【私たち大人にできる、子どもにとって好ましい対応】
「貸して」や「どうぞ」のやり取りが楽しいお年頃。とはいえ、まだまだ使い慣れない為、無言で友達が使う玩具を奪う事もしばしば。この日は、Aちゃんが遊んでる玩具に、Bちゃんが手を伸ばすと“ガブリ!”。AちゃんはBちゃんの手に噛みつきました。
私たち大人が出来ること
①噛んだ子の気持ち受け止める。
「玩具、使ってたもんね。取られたくなかったんだよね。」
②噛みつかなくても「〇〇」と言えば良いことを伝える。
「ガブはダメよ。待っててねって言おうね。」
③その場で、言葉にする。言葉を出すことに慣れる。
④言葉で伝えられたら大いに褒める。
【最後に】
時に、いつも譲ってくれる子に、毎度「待っててね。」を教えることは、言葉を教えているようで、我慢ばかりさせていることにもなりかねません。毎日の生活の中で「今日ぐらいはずっと使ってても良いよね。」という事もあります。また、言葉のやり取りが出来る子でも、満たされない思い。関わり方がわからない。言葉を知らない等のことで同様のトラブルは起こります。原因はどこにあるのか、子どもは何を思ったのか、子ども同士のやりとりやその背景、そこに至るまでの過程に注視し、時と場合に応じた対応が必要になります。子どもたちにとって、自己や他者の認識と言葉の獲得が健やかなものとなるよう、その過程も受け入れながら過ごしていきたいところです。
施設長 石川
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